ごみ処理施設管理費問題

新ごみ処理施設、複数の不具合で完成が半年近く延期

y@kushima-post-administrator@

焼却後の灰でダイオキシン類などに基準超える数値を測定

焼却炉の緊急停止試験で煙が充満

町、2026年4月の本格稼働をめざす

完成前の検査などで不具合が見つかった新ごみ処理施設=2025年11月28日、屋久島町宮之浦、屋久島ポスト撮影

屋久島町が建設している新ごみ処理施設「屋久島町クリーンサポートセンター」の完成が、当初の予定から半年近く遅れることがわかった。今年11月から本格稼働する予定だったが、完成前の検査でごみ焼却後の灰に基準を超える数値が測定されるなどしたため、施設の引き渡しは2026年3月末になる。

12月2日に開かれた町議会の全員協議会で、廃棄物処理を所管する生活環境課が報告した。

同課によると、施設の引き渡し前に実施された検査で、ごみ焼却後に排ガス中に浮遊する微細な灰を測定したところ、鉛やダイオキシン類の項目で基準を超える数値が測定された。また、停電が発生した場合などに備えて、焼却炉の緊急停止を試験的に行ったところ、ごみを一時的に貯めるピット内に煙が充満するなど、施設全体で複数の不具合が見つかったという。

このため、同課は10月末に予定されていた施設の引き渡しを延期し、建設業者側に対して改善を要請。2026年3月末までに完成検査を終えて、4月からの本格稼働をめざすという。

新ごみ処理施設の内部=2025年11月28日、屋久島町宮之浦、屋久島ポスト撮影

工事延期に伴う追加負担は業者側に請求

完成延期に伴って町は、工事管理委託料などで約330万円を追加で負担することになるが、全額を建設業者側に請求する。また、工事遅延で生じた損害については、完成後に積算をしたうえで、町が建設業者側に賠償請求するという。

新ごみ処理施設建設の総事業費は約29億5000万円で、廃棄物処理施設の建設や管理などを手掛ける「テスコ」(本社・東京都千代田区)が工事を請け負っている。

記事URLをコピーしました