屋久島町「フェリー屋久島2」の代替船として中古フェリーを選定中

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老朽化で続く欠航、荒木町長「明日止まるかもしれない危機感」

「つなぎ役」で中古フェリーの運航を想定

10~15年で予算確保して新造船の完成めざす

【上】「フェリー屋久島2」の老朽化問題について答弁する屋久島町の荒木耕治町長(中央)=2026年6月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより【下】フェリー屋久島2=折田汽船ウェブサイトより

屋久島と鹿児島港を結ぶ「フェリー屋久島2」が老朽化で故障が続いている問題をめぐり、屋久島町の荒木耕治町長は6月9日の町議会で、町が代替船の候補となる中古フェリーを選定していることを明らかにした。

新造船が完成するまでには長い年月が必要になるため、それまでの「つなぎ役」としての運航を想定。フェリーを運航する折田汽船に購入してもらい、その間に町が国や鹿児島県などと交渉して、新造船の予算を確保したいとした。

この日開かれた町議会の一般質問で、渡辺博之町議がフェリー屋久島2の老朽化問題を取り上げた。

フェリー屋久島2=Wikimedia Commons より

折田汽船に中古フェリーの購入を要望へ

答弁に立った荒木町長は、町が国と県の協力で新しいフェリーを建造するスキーム(計画)づくりを進める一方で、発注から完成までに4~5年はかかることから、「フェリーは明日止まるかもしれない。その危機感の方が私は先だと思っている」と危惧。それを踏まえて、まずは代替船として中古フェリーを折田汽船に購入してもらい、それを運航する10~15年ほどの間に新しい制度を確立。国と県の協力で新造船の予算を確保したうえで、新しいフェリーの建造をめざしたいと述べた。

町、赤字などで運航廃止のフェリーを全国で調査

中古フェリーの選定については、町が全国の船会社を調査中で、船員不足や赤字などで運航を廃止する可能性があるフェリーを探しているという。これまでの調査で、フェリー屋久島2(約3400トン)より少し小さい3000トン弱のフェリーが運航を止める見込みで、それを代替船として10~15年ほど使うことを考えている。

「フェリー屋久島2」の老朽化問題について答弁する屋久島町の荒木耕治町長(中央)=2026年6月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより

就航から30年超、半年間の欠航も

フェリー屋久島2は1993年の就航から30年以上が過ぎ、老朽化が原因となった欠航が続いている。2025年10月~2026年3月にはエンジン機器の故障で、約半年間にわたって欠航。さらに2026年4月~5月の連休期間にも欠航が約10日間続くなどして、屋久島町民の生活に大きな影響を与えている。

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