熊毛地区、「読売新聞」だけを読ませているのは屋久島町のみ

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種子島1市2町、地元紙「南日本新聞」や全国紙など複数を購読

屋久島町、「発行部数が日本一」を理由に読売に限定

南種子町は南日本と全国紙の計5紙を購読

屋久島町立の尾之間図書室に並ぶ読売新聞=2026年6月、屋久島ポスト撮影

屋久島町内に2カ所ある町立図書室で閲覧できる新聞が、少なくとも過去7年間にわたり「読売新聞」だけに限定されている問題――。

屋久島と種子島を含む熊毛地区(1市3町)の図書館や図書室で購読している新聞が、全国紙の読売新聞だけに限定されているのは屋久島町だけであることが、屋久島ポストの取材でわかった。

種子島の1市2町はいずれも地元紙「南日本新聞」や全国紙など複数の新聞を購読し、住民が多様な言論に触れる機会を確保。一方、屋久島町は「発行部数が最も多い」ことを理由に読売に限定し、鹿児島県内の情報が詳細に掲載されている南日本も置いていない。

屋久島ポストが7月3日に種子島の西之表市、中種子町、南種子町に取材し、購読している新聞、保存期間、図書購入の予算額(2026年度)について質問した。

西之表市、南日本 日経 朝日小学生の3紙

西之表市は南日本、日本経済、朝日小学生の3紙を購読。保存期間は南日本のみ3年で、その他は「一定期間」で廃棄している。年間予算は図書が200万円、新聞が12万4000円となっている。

西之表市立図書館の閲覧室=同図書館ウェブサイトより

中種子町、南日本と朝日小学生の2紙

中種子町は南日本と朝日小学生の2紙を購読。保存期間は3年で、その後は町民に譲渡するなどして再利用している。年間予算は一般図書が61万円、新聞が7万3200円、雑誌が5万400円、幼児向け図書が8万円となっている。

中種子町立図書室の閲覧室=同図書館ウェブサイトより

南種子町、5紙を役場で閲覧後に図書館で保存

南種子町は南日本、朝日、毎日、読売、日本経済の5紙を購読し、町役場のロビーで町民に閲覧してもらった後に図書館に移している。保存期間は南日本のみ3年で、その他は1年。年間予算は図書が50万円で、新聞が約25万円となっている。

南種子町立図書館=Google Maps より

屋久島町、予算不足で地元紙・南日本を削り読売だけに

その一方、屋久島町では記録が残る2019年度以降、町内の宮之浦と尾之間にある図書室では両方とも読売だけを購読。保存期間は1年で熊毛地区では最も短い。年間予算は図書が120万円、新聞が9万1200円となっている。

所管の社会教育課によると、2016年度中に「朝日新聞」から読売に切り替えたのち、「国内で発行部数が最も多い」ことを理由に読売の購読を継続。また、以前は地元紙の南日本も併読していたが、予算不足で1紙にする必要に迫られ、「町民から全国紙を読みたいという声が多い」として南日本の購読を打ち切ったという。

屋久島町立の尾之間図書室=2026年6月、屋久島ポスト撮影

熊毛地区の1市3町で閲覧できる新聞の情報は次のとおり。

西之表市
購読新聞:南日本、日本経済、朝日小学生
保存期間:南日本のみ3年、その他は一定期間
年間予算:図書200万円、新聞12万4000円
人  口:約1万3600人

中種子町
購読新聞:南日本、朝日小学生
保存期間:3年
年間予算:一般図書61万円、新聞7万3200円、雑誌5万400円、幼児向け図書8万円
人  口:約6900人

南種子町
購読新聞:南日本、朝日、毎日、読売、日本経済
保存期間:南日本3年、その他1年
年間予算:図書50万円、新聞約25万円
人  口:約5100人

屋久島町
購読新聞:読売(2部)
保存期間:1年
年間予算:図書120万円、新聞約10万円
人  口:約1万1000人

屋久島町立の尾之間図書室で一般図書と一緒に並ぶ読売新聞=2026年6月、屋久島ポスト撮影

屋久島ポストでは、新聞購読の問題も含めて、町立図書館に関する読者の声を求めています。以下URLの「屋久島町政への提言と意見」から投稿をお願いいたします。

■屋久島町政への提言と意見
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