【速報】屋久島町、あらためて和解を拒否して判決へ 屋久島町営牧場過労死訴訟
荒木町長の証人尋問、内容が抽象的になるとして見送り
町、和解は「証人尋問を踏まえた現在でも難しい」と拒否
9月29日に最終期日、その後に判決の見込み

2019年8月に屋久島町営の長峰牧場で町職員の田代健さん(当時49)が公務中に亡くなり、過重労働で心筋梗塞を発症したことによる公務災害と認定されたことを受けて、田代さんの遺族が町に約7000万円の損害賠償を求めた民事訴訟――。
この訴訟の進行協議期日が7月28日にウェブ会議で開かれ、7月7日にあった関係者への証人尋問を踏まえ、和解ではなく判決によって解決することが決まった。保留になっていた荒木耕治町長らへの証人尋問は見送られた。
作業日報の改ざんを指示したとされる元係長も証言せず
7月7日にあった証人尋問では、町営牧場を所管する産業振興課の鶴田洋治・元課長と松本彰文・元統括係長、田代さんの同僚だった片山吉清さんの3人が田代さんの労働状況などについて、それぞれの立場で証言。町の最高責任者である荒木町長と、作業日報の勤務時間を実際より短く記載するように指示していたとされる同課の元係長については、3人の証言内容を踏まえて、尋問するか否かを検討することになっていた。

地裁、町に対し和解の意向を再度確認
訴訟関係者によると、この日の協議で鹿児島地裁は、荒木町長については決裁権者として無関係ではないが、証言内容が抽象的なものになることが想定されると説明。元係長についても、これまでの審理で判断が可能であるとして、いずれも法廷での証人尋問は必要ないとの考えを示したという。
また、一度は町側が拒否した和解について、あらためて地裁が町代理人に意向を確認。だが、前回も和解成立に向けて説得しており、証人尋問を踏まえた現在でも難しいということで、判決による解決をめざすことになったという。
9月29日に最終期日
これらの協議を受けて、遺族と町の双方が9月29日に開かれる期日に最終の準備書面を提出。その後に判決が言い渡される見込みとなった。
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