屋久島町政

Payどんの物価高支援、荒木町長「次回は平等性を欠かないやり方にしたい」

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Payどん利用者は1600人、全町民の8~9割に恩恵なし

渡辺千護町議「極めて不平等な事業」と批判

プレミアムポイント、最大で1人2万円分なのに……

屋久島町議会一般質問

【左】鹿児島銀行の「Payどん」アプリを利用した屋久島町プレミアムポイントの案内チラシ【右】物価高騰対策の重点支援地方交付金について説明する屋久島町の荒木耕治町長=2026年3月11日、屋久島町議会、屋久島ポスト撮影

物価高騰に対応する国の「重点支援地方交付金」を受けて、屋久島町がプレミアム付き「地域振興ポイント」(1万円につき4000円)の付与で利用する鹿児島銀行のキャッシュレス決済サービス「Payどん」――。

屋久島町の荒木耕治町長は3月11日の町議会一般質問で、町内におけるPayどんの利用者が約1600人に留まっていることを踏まえ、今後の支援では「平等性を欠かないやり方でやっていきたい」と述べた。

質問に立った渡辺千護町議は「全町民の8割から9割が恩恵を受けられず、極めて不平等な事業だ」と批判。荒木町長は「経済団体から要望があるなどして、今回はこういうことになった」と理解を求めた。

Payどんを利用したプレミアムポイントの問題点を指摘する渡辺千護町議=2026年3月11日、屋久島町議会YouTubeチャンネルより

町民から批判「商品券や現金を平等に配るべき」

町が実施するプレミアムポイントの付与は3月23日から始まる。支援を希望する町民は、自身のスマートフォンに入れたPayどんアプリを利用。1万円で4000円分のポイントが付与され、上限となる5万円まで購入すると、最大で1人2万円分のポイントがもらえる。

ただし、町内でPayどんを利用しているのは約1600人。全町民の9割近くが支援を受けられないため、町民からは「商品券や現金を平等に配るべき」「本当に困っている町民の支援にならない」といった批判の声が出ていた。

鹿児島銀行の「Payどん」アプリを利用した屋久島町プレミアムポイントの案内チラシ

渡辺千護町議、中種子町は全町民に2万円の商品券が支給なのに……

この日の一般質問に立った渡辺町議は、町内におけるPayどんの利用者が約1600人に留まっていることを踏まえ、「全町民の8割から9割が恩恵を受けられず、極めて不平等な事業だ」と批判。さらに、全町民に2万円の商品券が一律に支給される中種子町などの例を挙げて、「なぜ屋久島町ではハードルが高く、平等に恩恵が受けられないのか」と問いただした。

荒木町長、経済団体からPayどん採用の要望があって……

これに対し荒木町長は、経済団体からPayどんを採用するように要望があったことや、商品券の発行に事務経費がかかることなどから、「今回はこういうことになった」と説明。今後の支援のあり方については、渡辺町議の指摘で「利用者のことは十分にわかった」としたうえで、「平等性を欠かないやり方でやっていきたい」と述べた。

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