町営牧場の過労死、再発防止の調査検証は「係争中で回答は控える」【屋久島町長記者会見】

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和解拒否の理由、荒木町長「私には私の考えがあってやっている」

町営牧場、現在は民間業者が指定管理者として運営

【左】屋久島町営牧場の過重労働死訴訟について、記者会見で話す荒木耕治町長=2026年3月10日、屋久島町役場、屋久島ポスト撮影【右】屋久島町営長峰牧場の衛星写真=Google Earth より

屋久島町の荒木耕治町長は3月10日、屋久島ポストや南日本新聞などが要請した記者会見に応じ、町政を取り巻く諸問題について各記者の質問に答えた。

4番目の質問となった町営牧場過重労働死訴訟について、荒木町長が語った主な内容な次のとおり。

記者:職員の死亡について、鹿児島県地方公務員災害補償基金は過重労働によって心筋梗塞を発症したとして、公務災害と認定している。この事実を踏まえて、係争中の民事訴訟とは関係なく、町が独自に調査と検証をしたうえで、再発防止策を講じる必要があると思われるが、町長の見解は?

「痛ましい事故で、二度と起こってほしくない」

町長:痛ましい事故で、二度と起こってほしくない。再発防止策としては、その後に施設の増設もあったことから、会計年度任用職員を増員して対応をしてきた。だが、専門職員の退職があったり、職員募集を行っても応募者がない状況があったりして、会計年度任用職員だけでは牧場の運営やマネジメントができなくなった。令和6年4月より民間事業者が指定管理を行い、今現在は牧場を運営している。

記者:死亡事故について、検証はしているのか? 今は遺族と係争中だが、それとは別に町として、何か調査はしていないのか?

町長:全然やってないことはないが、今は係争中なので、回答は控えさせていただきたい。

記者:要するに訴訟とは別に、町役場のなかで調査の動きがあるということか?

町長:そのとおりだ。

鹿児島地方裁判所の法廷(左)と外観=裁判所ウェブサイトより

証人申請が認められれば「法廷に出ていく」

記者:亡くなった職員の遺族が提起した民事訴訟で、町は裁判所が示した和解案を受け入れない判断をしたが、その具体的な理由は?

町長:それはもう、主張の違いがあるので。

記者:それはそうだが、どういう主張の違いがあるのか、町としてどういう主張なのか?

町長:この辺でいいのではないか。まだ裁判中なので。私には私の考えもあってやっている。

記者:その考えを聞きたいと思っている。差支えない範囲で。

町長:そう遠くない日に判決が出る。

記者:原告側から書面が提出され、町長も含めて証人尋問の申請が出されている。認められれば、町長も出廷しなければならない。それを踏まえて、裁判についてどう思っているか?

町長:認められれば、それは法廷に出ていく。

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