100年の歴史を誇る「安房森林鉄道」の観光利用をめざすNPOが町議会に陳情書
屋久島森林トロッコ「観光客の多大な増加につながることは必定」
日本で唯一現役の森林鉄道で経産省「近代化産業遺産」
屋久島町議会6月定例会で採択可否を審議

100年以上の歴史を誇る「安房森林鉄道」の観光利用をめざすNPO「屋久島森林トロッコ」(小脇清治理事長)が5月末、同鉄道の活用計画への協力を求める陳情書を屋久島町議会に提出した。6月8日に開会する6月定例会で採択の可否が審議される。
同鉄道は1923(大正12)年に開通し、長年にわたって屋久島の林業を支えてきた。日本国内では唯一現役で稼働している森林鉄道として知られ、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されている。

2026年5月28日付で、同町議会の石田尾茂樹議長あてに提出された陳情書の内容は次のとおり。
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森林鉄道復活利用について(陳情)
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
かねてから本町行政の推進についてご苦労をたまわり感謝申し上げます。
さて、平成24年7月「屋久島森林鉄道 夢プロジェクト」を立ち上げ、活動を開始して早14年が経過しました。
その間、九州運輸局鉄道部計画課の指導を仰ぎながら、屋久島森林鉄道運行計画「屋久島森林鉄道の整理表」(平成25年7月)により、「鉄道運輸事業 には該当しない」「自己責任による運航が可能」との見解をいただき、実施段階で相談を要する旨の回答がありました。
また、(株)屋久島電工との再三再四にわたる話し合いにおいても、「業務上、支障がなく安全が確保されれば協力する」との言質を得ております。
これらを踏まえ、早期の実現を図るべく活動を続けていますが、中々町の合意がなくいたずらに月日が過ぎていくことにメンバー同焦りを感じている現状です。
「観光立島」を掲げる本町観光の推進・発展において、経済産業省の「近代化遺産」に指定されている森林鉄道を復活させ、観光客を乗せた運行を行い、渓谷や照葉樹林帯といった自然を満喫させることにより、観光客の多大な増加につながることは必定と考えます。
屋久島への入り込み客は年々減少し、中々平成20年のピークに近づくことができず、苦戦を強いられている現状と私共は考えています。すでに進出計画 が発表されている、ハイアットホテル、住友系大型リゾートホテルの開業も2029年に予定されています。それらを考えると、まさにこのコンセプトが特効薬なのではないかと思料します。
貴議会におかれましては、平成25年2月、推進のお力添えをいただきたいとの思いで陳情書を提出しましたが、同年9月12日審議未了の連絡があり、任期満了により採択していただけなかった経緯があります。
今後の観光振興上本プロジェクトは重要な意味を持つと考えており、実現についてご指導・ご協力を賜りますようここに陳情いたします。
■屋久島観光への提言や意見
屋久島観光の将来的なビジョンについて、読者からのご提言やご意見をお待ちしています。記事としてご紹介するともに、荒木耕治町長ら町幹部に伝えさせていただきます。以下URLのフォームから投稿をお願いいたします。
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