屋久島町議会で高級バッグや腕時計などの買取査定会、読者「営利目的の施設使用は問題ないのか?」
民間業者、シャネルバッグやロレックス腕時計などを「高価買取!」
施設使用料は1時間440円、町の条例上は問題なし
議会関係者「営利目的の物品販売などは民間施設を使ってもらうべきでは?」

高級バッグや腕時計などを買い取る民間業者の無料査定会が4月4日から7日にかけて、屋久島町議会の委員会室で開かれていることがわかった。
屋久島ポストに情報を提供した読者によると、催しの広告が新聞に折り込まれていたといい、「町議会の施設を民間業者が営利目的で使用するのは問題ではないのか?」と指摘。そこで屋久島ポストが町役場に問い合わせると、業者からの依頼で町が使用許可を出し、町の条例上は営利目的でも利用可能で、特に問題はないという。

新聞折り込みで広告、町議会委員会室で4日間開催
読者からの情報によると、新聞の折り込み広告には「4日間限定開催!無料査定会」と大きく書かれ、開催場所は「屋久島町役場本庁」の町議会「委員会室」とされている。そして、裏面では「買取強化宣言!!」として、「シャネルのバッグ 高価買取!」「ロレックス ROLEX 高価買取!」などと続き、なかには「ウイスキー1本1,000円買取保証」「使いかけの香水1個200円以上で買取!!」といった表示もある。

「営利目的の物品販売などは際限がなくなる」
この広告を見た読者は、「町民の代表が集まる町議会の委員会室を、民間業者が営利目的で使用するのは問題ではないのか?」と指摘。この情報を共有した議会関係者も、「営利目的の物品販売などの場合は際限がなくなるので、民間の施設を使ってもらうべきではないのか?」と疑問を呈した。
条例上は問題ないが施設使用料は「破格の安さ」
そこで、屋久島ポストが町に取材したところ、政策推進課の担当職員は、町外の業者から施設使用の依頼があり、「屋久島町庁舎関連施設使用条例」に基づいて、使用許可を出したと説明。条例には使用目的を制限する規定はなく、民間業者が営利目的で使うことも可能だという。
ただし、施設使用料は条例に従って、通常は1時間220円のところ、今回は営利目的なので2倍の1時間440円となった。そうなると、1日8時間の利用で3520円。それが4日間で32時間となると1万4080円となり、ホテルの宴会場など民間施設の使用料と比べると、破格に安い金額となる。
通常は町民が教室や物品販売の「マルシェ」で利用
その点について、屋久島ポストが指摘すると、担当職員は「課内でも営利目的の使用料が安すぎるのではないかという意見はあるが、今回は条例の規定に従って、通常の2倍の使用料になった」と説明した。また、今回の業者が役場施設を利用するのは初めてで、通常は町内の団体や個人が教室を開いたり、農作物や手作り雑貨などを販売する「マルシェ」で利用したりすることが多いという。

営利目的の使用料は通常の2倍に設定
町の条例によると、町役場内の1時間あたりの施設使用料は次のとおり。
フォーラム棟:440円(9~17時)、660円(17~22時)
町議会本会議場:440円(9~17時)、660円(17~22時)
町議会委員会室:220円(9~17時)、330円(17~22時)
なお、条例のなかには備考として、「営利を目的に使用するものについては、各所定料金の10割増しとする」とされている。
■読者のご意見
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