【視点】次々と失効する屋久島町長の公用マイル、特典航空券で出張旅費の節減を
公用マイルは屋久島町民の「財産」
現残高7万7000マイル、普通運賃67万円分でも利用せず失効へ
細る町財政、図書費も削られているのに……

屋久島町の荒木耕治町長が出張で加算した日本航空(JAL)のマイルを失効させていることが、屋久島ポストの報道(2026年5月18日付)で判明した。公務出張で特典航空券を利用して、出張旅費を節減するために貯めた「公用マイル」なのに、加算を始めた2022年春から一度も使っていないのだ。
2026年4月時点で約7万7000マイルが公用マイルとして残っているが、荒木町長はこれも特典航空券に使う予定はないという。屋久島と東京なら片道で9回も搭乗でき、普通運賃で換算すると最大で67万円に相当する。このまま利用しなければ、搭乗から3年というマイルの有効期限が順次過ぎて、いずれは全マイルが失われることになる。

荒木町長、年4万5000マイル加算も利用予定なし
この問題を屋久島ポストが報道するのは、公用マイルが屋久島町民の「財産」だからだ。
2025年4月以降だけでも、荒木町長は公務出張で日本航空に64回搭乗して、約4万5000マイルを加算している。それにもかかわらず、町長は特典航空券を一度も利用することなく、すべて町民の公費で航空券を購入。その一方で、次々と公用マイルを失効させているのである。
屋久島町民の財産を無駄にする町長
ひとつ、読者のみなさんには考えていただきたい。
個人で加算したマイルが大量に残っていれば、それを使わない人はいないだろう。旅行などで特典航空券を利用する予定がなければ、マイルで買い物をしたり、クレジットカードの決裁に使ったりして、それぞれが大切に活用するはずである。
それは公用マイルでも同じだ。できる限り公務出張で特典航空券を利用して、予算不足で苦しむ町の財政負担を少しでも減らしたいと思うのが、町民1万1000人の財産と暮らしを守る町長の責務であることは言うまでもない。
それにもかかわらず、荒木町長は公用マイルを失効させる一方で、町民の公費を使って公務出張を続けている。それは、いったいなぜなのか?

特典航空券で出張旅費の節約を
少子高齢化が進むなかで、屋久島町の財政は細るばかりである。
建設費の高騰などで多目的交流センターの整備計画は無期延期となり、各課や出張所などの職員が削減されるなど、行政サービスは縮む一方だ。細かく見れば、屋久島観光の案内板には合併前の旧上屋久町と旧屋久町の表示が残り、図書室や学校では満足に本が買えないなど、町は少ない予算でも削り続けている。
町総務課によると、町長が出張する際の航空券の予約は、職員がJALの予約サイトから直接しているという。それならば、次の出張からでも公用マイルを使って特典航空券を予約すれば、すぐにでも十数万円の出張旅費を節約できるはずだ。
ぜひ、今日からでも始めてほしい。屋久島町民の公費を大切にするために。
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