屋久島町政

病院跡の廃墟などに放置した炭化物、9月末~10月初めに一部を島外に搬出へ

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屋久島町、炭化物1000トンの搬出に3300万円を予算計上

道路面下の路盤材として利活用できれば本格搬出の予定

旧ごみ処理施設から出た炭化物

病院跡にある廃墟のフロワーに山積みされた炭化物。劣化で破れた袋からは、真っ黒な炭が床にこぼれ落ちていた=2025年11月、屋久島町宮之浦、屋久島ポスト撮影

屋久島町の旧ごみ処理施設(炭化炉)から出た炭化物が大量に放置されている問題をめぐり、町が島外への炭化物の搬出作業を9月末~10月初めごろに始めることがわかった。最初は一部をサンプルとして運び出し、道路面の下に敷く路盤材として利活用できることを確認したうえで、本格的に搬出する。

合計で700トンの炭化物が放置されている病院跡の廃墟。入口には鉄パイプ製の柵があるが、高さは1メートルほどで、誰でも簡単に入ることができると=2025年11月、屋久島町宮之浦、屋久島ポスト撮影

燃料として売れず「在庫」で20年放置

大量に放置されている炭化物は、2006~2025年に稼働した循環式のごみ処理施設から出たもので、酸素を遮断してごみを熱分解してできた炭だ。当初は燃料として島外に販売する予定だったが、悪臭が出るなどの理由で販路が見つからず、約20年の間に「在庫」となって増加。現在、島北部の宮之浦にある病院跡の廃墟に約700トン、島南部の旧ごみ処理場跡に約300トンの計約1000トンが残されている。

旧ごみ処理場跡にある建屋には、炭化物が入った「トン袋」が大量に残されていた=2026年2月18日、屋久島町尾之間、屋久島ポスト撮影

まずはサンプル24トンを搬出

廃棄物処理を担当する町生活環境課によると、2026年度は3300万円の予算を計上して、炭化物の島外への搬出を計画。処理を請け負う業者が1社見つかったが、炭化物を路盤材として利活用するため、品質の確認が必要になった。そこで、まずはサンプルとしてフレコンバッグ24袋分(約24トン相当)を9月末から10月初めに運び出し、路盤材に利活用できることが確認されれば、残りの炭化物を本格的に搬出する予定だという。

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