「Payどん」ポイント、議会の承認を受けずに1万円あたり4000円への増額を決定
屋久島町、町内に「プレミアム商品券40%」のチラシを配布し参加業者を募集
町議「予算承認前の参加業者の募集は議会軽視で許されない」
物価高騰支援「重点支援地方交付金」

物価高騰に対応する国の「重点支援地方交付金」を受けて、屋久島町がプレミアム付き「地域振興ポイント」(1万円につき2000円)の付与で利用する鹿児島銀行のキャッシュレス決済サービス「Payどん」――。
その後の取材で、昨年12月の町議会で承認された1万円あたり2000円のプレミアムポイント付与について、町が議会で予算の承認を受けないまま、2倍の4000円に引き上げる決定をしていたことがわかった。
2月初めには町内で「Payどん 屋久島町プレミアム商品券40%」などと記載したチラシを配布して、この事業に参加する事業者や店舗を募集。町議会からは「予算承認前に4000円への増額を決めて、参加業者を募集するのは議会軽視で許されない」などと批判が出ている。

Payどん利用者1600人、全町民の9割近くがポイント付与を受けられず
町は昨年12月の町議会で、Payどんを利用した地域振興ポイントの事業費4000万円などを盛り込んだ補正予算案を提出し、議会の承認を受けた。だが一部の町議からは、町内でPayどんを利用しているのは約1600人で、全町民の9割近くがポイント付与を受けられないことなどから、「一律に商品券を配布するなどして、平等かつ公平に支援が届く方法にするべきだ」などと批判が出ていた。
ところが町は、今年1月になってから追加の予算を確保し、プレミアムポイントを1万円あたり2000円から4000円に引き上げることを決定。「屋久島町プレミアム商品券事業 参加店舗募集!」「10,000円分購入の場合、14,000ptが付与されます」などと記載したチラシを作成したうえで、鹿児島銀行が2月6日付でチラシを同封した案内状を町内の事業者や店舗に送付した。

町議会の予算承認を受けないまま増額を決めたことについて、複数の町議から「独断でプレミアムポイントを4000円に増額するのは許されない」「予算の承認を受けてから参加業者を募集するべきだ」などと批判の声が上がっている。
一方、この事業を担当する産業振興課は屋久島ポストの取材に対し、「追加の予算案は町議会の3月定例会に提案して説明する」としている。

