屋久島町政

中高年の婚活事業、町の率先課題は人口減少対策なので予定なし【渡辺浩町議 一般質問】

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2025年度 婚活事業、島内外18人が参加し3組のカップルが誕生

大区画化等加速化支援事業、果樹園等への活用について「丁寧な説明に努めたい」

【右】婚活事業などについて一般質問をする渡辺浩町議【左】渡辺浩町議の質問に答弁する荒木耕治町長=いずれも2026年6月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより

屋久島町議会の渡辺浩町議は6月9日の定例会で、「大区画化等加速化支援事業」「婚活事業」について一般質問をした。

渡辺町議の質問に対する荒木耕治町長の主な答弁は次のとおり。

1 大区画化等加速化支援事業について

渡辺町議:町として本事業をどのように認識しているのか伺う。

荒木町長:この事業については、農業者が当該助成金を活用して小区画の農地を畦畔、田や畑のあぜ、小道のことの除去や、水路の暗渠化を実施し、農地の一区画を拡大することによって、農作業の効率化や生産性の向上を図るということで説明を受けている。町としては事業の趣旨に則り、鹿児島県土改連や鹿児島県との役割分担のなかで、事業の普及に関して概要説明や質疑応答など、農業者への支援が必要であると考えている。

渡辺町議:屋久島の実情に合った検討をしているのか伺う。

荒木町長:事業の対象となる農地については、基本的に平地の田や畑を想定しているようだが、制度の適用要件に該当すれば果樹園等への活用も見込まれるようなので、県土改連事務局や県屋久島事務所農林普及課とも連携し、情報交換を図りながら、地元の農業形態に応じ対象者への丁寧な説明に努めたいと考えている。

大区画化等加速化支援事業について広報する種子島3市町の広報チラシ=中種子町ウェブサイトより

渡辺町議:農家への周知体制について町の考え方を伺う。

荒木町長:農家への周知については、今年3月17日に開催された屋久島土地改良区の総大会等において、事業の説明を行っている。また、県屋久島事務所農林普及課からの情報だが、7月に農家に対して配布する「屋久島農業普及だより」で、この事業の内容をお知らせする予定ということで連絡を受けている。このほか農業者からの要請があれば、その都度必要な対応を行いたいと考えている。

渡辺浩町議の質問に答弁する荒木耕治町長=2026年6月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより

2 婚活事業について

渡辺町議:今年度も事業計画がありますが昨年の実績を伺う

荒木町長:昨年度の婚活事業の実績については、委託期間を令和7(2025)年8月27日から令和8(2026)年3月13日とし、SNSやチラシを活用しイベント周知を図り、12月19日から21日の2泊3日の日程でイベントを開催した。応募者が定数を超えたため抽選を行った結果、島内男性4名、島外男性5名、島内女性2名、島外女性7名の参加があり、3組のカップルが成立した。なお、島外参加者は移住希望を参加条件としており、イベントでは移住体験談を聞く場を設けるなど、婚活と合わせ移住促進にも取り組めたと認識している。

「町報やくしま」(2025年10月号)に掲載された「屋久島で出会う縁結びバスツアー」を紹介する記事の一部

渡辺町議:開催時期や対象年齢はどのように考えているか。また、若年層だけでなく中高年世代も対象に含める考えはあるか伺う。

2026年度の対象年齢は20~35歳の予定

荒木町長:今年度事業については、「第三期まち・ひと・しごと創生総合戦略」で定めた戦略プロジェクトに基づき、人口減少対策に資するため、現在イベントと開催業務委託公募型プロポーザルを公告している。

イベントは昨年度事業の実績で島内参加者は30代の方が多く、30代の方が参加しやすい年齢設定を考える必要があるとの報告を受け、20歳から35歳の方を対象とする予定だ。

中高年世代の婚活については、本町で末永く楽しく暮らしていくために互いを支え合うパートナーや仲間と出会える場として、必要性を認識するところだが、町として率先して取り組む課題は創生総合戦略に基づく人口減少対策であると考え、中高年世代を対象としたイベント開催に至っていないのが現状だ。

婚活事業などについて一般質問をする渡辺浩町議=2026年6月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより

渡辺町議:島外参加者と移住対策との連携について。屋久島は移住希望者も多い地域である。婚活事業を移住促進や空き家対策、関係人口創出と連携させる考えはないか。

荒木町長:いずれの事業も人口を増やすという点で共通すると考える。昨年度の婚活事業においても、島外参加者の要件として移住希望があるものを掲げ、移住促進に取り組んだところだ。関係人口を創出するためには、まず本町を訪れていただく交流人口の創出が不可欠だ。そのため、第2次屋久島町観光基本計画に則り、観光推進に努めていく。

さらに婚活だけにかかわらず、島外からの参加者を募集する事業については、移住や関係人口創出につながるようなイベント内容を検討したいと思っている。

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