屋久島町政

屋久島町議会、町長の虚偽答弁が放置された議事録を「訂正」へ

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森山衆院議員への高額贈答、荒木町長「屋久島ポストの想像でしかない」

屋久島ポスト「社会的信用を損なう」と抗議

町長が発言撤回も議事録にはそのまま掲載

【左】屋久島町の荒木耕治町長(手前)と石田尾茂樹議長【右】屋久島町議会の議場=いずれも屋久島ポスト撮影

屋久島町長の交際費に関する報道をめぐり、荒木耕治町長が屋久島ポストの記事は「想像でしかない」などと虚偽答弁をしたにもかかわらず、その発言が訂正されずに町議会の議事録に掲載されている問題――。

屋久島町議会(石田尾茂樹議長)は6月1日に議会運営委員会を開き、問題の議事録に注釈を付けて、荒木町長が答弁後に発言を撤回した旨を明示することを決めた。屋久島ポストの抗議を受けて、町議会が対応を協議していた。

荒木町長、屋久島ポストに「申し訳ない」と謝罪

問題の発言は2022年9月13日の町議会一般質問であった。

町長交際費で自民党の森山裕衆院議員に高額な贈答が続けられていることを伝えた報道について、荒木町長は「どこから、どう(森山議員を)特定したのかわからないが、それは(屋久島)ポストさんの想像でしかないと思う」と答弁。これに対し屋久島ポストが抗議すると、町長は発言を撤回したうえで、同年12月9日の町議会で「屋久島ポストの関係者に対し配慮を欠き、申し訳なく思っている」と謝罪した。

森山裕衆院議員ら国会議員への贈答について答弁する屋久島町の荒木耕治町長=2022年9月13日、屋久島町議会、町議会YouTubeチャンネルより

撤回したはずの虚偽答弁を議事録に掲載

ところが今年3月、屋久島ポストが2022年9月定例会の議事録を確認すると、町長が撤回したはずの「それは(屋久島)ポストさんの想像でしかないと思う」といった答弁が、そのまま掲載されていることが判明。屋久島ポストは「このまま虚偽答弁が放置されると、屋久島ポストの社会的な信用を損なうことになる」として、議会事務局に議事録の訂正を求めていた。

屋久島町の荒木耕治町長の虚偽答弁が掲載された2022年9月定例会の議事録

議会運営委員会、屋久島ポストの抗議に対し異論なし

町議会の中村一久事務局長によると、この日の議会運営委員会では、屋久島ポストの抗議に対する異論はなかったという。ただし屋久島町議会会議規則で、議事録の取り消しと訂正は「その会期中に限り」可能とされている。そのため、問題となった発言部分に注釈を付けて、荒木町長が答弁後に開かれた12月定例会で発言を撤回したうえで、屋久島ポストに謝罪した旨を明示することを決めた。

中村事務局長は取材に対し「注釈の文言を決めたうえで、印刷された議事録には紙を差し込んだり、電子データにはテキストを挿入したりして、速やかに対応したい」と話している。

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